テニスの全米オープンで日本選手として出場していた大坂なおみ選手が優勝しました。
相手は元世界ランキング1位のセリーナ・ウィリアムズで優勝したのにも関わらず、大坂選手はなぜかブーイングを受けてしまいます。
今回は大坂なおみ選手がブーイングを受けた理由と優勝インタビューで海外の反応を熱狂させた理由について紹介していきます。
大坂なおみブーイングを祝福に変えた
まずはこちらの記事に書いてあるように大坂なおみ選手はブーイングから一転、海外から祝福されるようになりました。
喜び、悲しみ、怒りが渦巻いた2万3771人をのみ込む世界最大のセンターコートで、なおみが泣いた。濃密な79分に詰め込まれた合計110ポイントが、日本スポーツの歴史を変えた。「感情が押し寄せてくる。でも、まだ実感がないの」。ブーイングが響き渡る前代未聞の決勝。込み上げるさまざまな思いを抑え、大坂が、日本人として初めて、4大大会の優勝トロフィーを抱いた。
4大大会の決勝でセリーナと対戦するのが夢だった。その相手が敗者として横にいる。表彰式で「みんながセリーナを応援していたでしょ」と話し始めると、「こんな結果でごめんなさい」。4大大会初優勝の20歳が謝る優勝スピーチも前代未聞だ。そして、「プレーしてくれてありがとう」と、セリーナにぺこりとお辞儀。ブーイングが、祝福の口笛と拍手に変わった。
女子テニス界を変えたといわれるセリーナのパワーテニス。筋骨隆々の巨体から放たれる強打に、しっかりとパワーで応えた。真っ向から挑み、セリーナを受け止め、伝説の女王に快勝した。「勝った瞬間は、普通の試合のつもりだった。でも、ネットの向こうにいたのはセリーナ。彼女が抱き締めてくれた。信じられない」。
昨年までは強打一辺倒。イチかバチかのプレーで、当たればトップ選手も倒したが、下位選手にも多く取りこぼした。昨年末、バイン氏がコーチに就任し、2人がテーマにしたのが「我慢」だった。「すべてを強打する必要はない。なおみの普通のストロークで、世界を取れる」。
それを可能にしたのが、徹底的なトレーニングだ。昨年のオフ、トレーニングで約7キロの減量に成功。絞った体で動きが軽快になった。軸も安定し、ミスも減った。これが「我慢」できる要因となった。
心の「我慢」は身に付けるのに苦労した。3月のBNPパリバ・オープンでツアー初優勝後、期待から重圧でつぶれそうになった。全米前哨戦のウエスタン・アンド・サザン・オープンでは、初戦敗退後、「テニスに向いていない」と、ロッカー室で泣いた。
しかし、経験と周囲の支えが、大坂を成長させた。「以前とは違った選手」と胸を張る。この日もセリーナの抗議でブーイングが起こるなど異様な雰囲気の中、「コート外で何が起こっても関係ない。コートに入ったらテニスをするだけ」と言い聞かせた。
それでも、無邪気ななおみも健在だ。縁起を担ぎ、毎日、朝食はベーグルだった。しかし、「何でも食べていいなら、トンカツ、カツ丼、カツカレーに抹茶アイスが食べたい」。4大大会優勝に比べ、その小さな夢は、凱旋帰国する東京で、すぐに実現する。【吉松忠弘】
本当に大坂なおみ選手の今回の全米オープンテニスのテーマは「我慢」だったと思います。
だからこそこんなにも心の器が大きくて素晴らしい選手に成長したのでしょう。
大坂なおみ選手にブーイングではなくセリーナや審判に!?
では実際になぜブーイングが起こったのでしょうか?
その理由はこちらです。
しかし、試合は客席からのコーチング(指導)の疑いで警告を受けたS・ウィリアムズが、主審を「嘘つき! 謝れ!」などと罵るなど荒れた展開となっていた。表彰式が始まると、S・ウィリアムズの出産後初の全米制覇を期待していた客席からブーイングが起こった。
大坂の目から涙がこぼれ落ちた。S・ウィリアムズに肩を抱かれても表情は硬いまま。偉業達成の感想を問われた優勝インタビューでも涙をこぼし、異例の言葉を口にした。
「ちょっと質問じゃないことを語ります。みんな彼女(S・ウィリアムズ)を応援していたのを知っている。こんな終わり方ですみません。ただ試合を見てくれてありがとうございます。本当にありがとう」
そして、S・ウィリアムズにお辞儀をして「プレーしてくれてありがとう」。プレー中とは正反対の弱々しい大坂の姿に、ブーイングを浴びせていた客席が一瞬、固まった。
つまりブーイングの理由は大坂なおみ選手ではなくてセリーナが審判に対して暴言へ吐いたことのようです。
なので大坂なおみ選手が何かをしてブーイングになったわけではないのですね。
大坂なおみ選手の対応に対してネットへの反応は?
では実際に大坂なおみ選手がブーイングを受けたネットへの反応を見ていきましょう。
表彰式でのブーイングと歓声に涙する大坂なおみ。サンバイザーで思わず顔を隠します。セリーナはラケット破壊や、審判に「謝りなさい!」「あなたは泥棒よ!」と暴言を吐いたりスポーツマンシップにかけていた。大坂なおみ選手が、正々堂々と戦って勝ったことが何より嬉しい。胸を張って。#大坂なおみ pic.twitter.com/pXPpLycKzv
— singeorge (@singeorgee) 2018年9月9日
大ブーイングの中、腑に落ちないままの試合終了で優勝が決まった大坂選手の優勝インタビューは「皆さんはセリーナを応援してたの知ってます。こんな風な終わり方でごめんなさい。
試合を見て下さってありがとうございます。私と試合をしてくれて、ありがとう」大号泣(TдT)…#大坂なおみ pic.twitter.com/WbIJUQySk6
— MHB@US生活全然慣れる気がしない (@COOLMHB) 2018年9月9日
Good Morning!
It’s fine@TOKYO.大坂なおみ選手、優勝おめでとうございます!
スーパーアウェイの大ブーイング、相手選手の暴言の中、集中を切らさずにキチッとキメる姿に、感銘を受けました。
我が身を振り返り、頑張らなければと思う朝。オハヨウゴザイマス!
— 緒方恵美@10/26-11/4LIVE TOUR!! (@Megumi_Ogata) 2018年9月9日
本当に多くの方が大坂なおみ選手を祝福しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
アウェイで様々なトラブルが起こりながらも集中力を切らさずに戦い見事優勝を果たした大坂なおみ選手。
彼女がここまでできたのはきっと毎日のトレーニングで様々なことを思いながら耐えて我慢してきたからなんでしょう。
これからも飛躍的に活躍することを心より祈っています。」
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